ホーム > 看護部 > 1階病棟

1階病棟のご紹介

病棟紹介

患者さんの平均年齢は39歳で、2歳~68歳の患者さんが入院されています。
医学の進歩と共に、重症心身障がい者の平均余命が伸びている事や、新生児医療の充実によりポストNICU患者の入院が増えていることなどにより、幅広い年齢層の患者さんを対象として、ライフサイクルに合わせた看護をしています。病院の隣に県立三雲養護学校紫香楽校舎があり、小・中学校に在学し、車椅子乗車で過ごせる児童は学校へ通学、人工呼吸器装着や病状的に通学できない児童は、ベッドサイドで授業を受けておられます。最近は、学校へ入るために他病院から転院して来られる方もおられます。病院職員に学校の先生も加わり、病棟内はいつもにぎやかです。そして、協力してできるだけ多くの患者さんに病院や学校行事に参加していただけるようにしています。

病棟の概況

診療科  重症心身障がい児(者)
定床数  60床
施設基準  障がい者施設等入院基本料 10:1  療養介護サービスⅠ(成人の重症心身障がい病床)
 医療型障がい児入所施設
看護体制  三交替制勤務(準夜3名、深夜3名)
  日勤勤務 8:30~17:15
  遅出勤務 9:45~18:30
  準夜勤務 16:30~1:15
  深夜勤務 1:00~9:45
看護方式  チームナーシング(継続受け持ち方式)

看護の特徴

幅広い年齢層の患者さんを対象にして、小児期の患者さんには身体面の成長・発達を促し、成人・老年期の患者さんには機能低下に対する援助や異常の早期発見に努めています。日々の関わりの中で患者さんの豊かな心を養い、患者さんが家族や社会とのつながりの中で健やかに成長・発達していける事を目指して看護援助を行っています。患者さんは長期入院で病院が生活の場といえます。病院生活の中で、できるだけQOLの維持・向上ができるよう日々取り組んでいます。患者さんの障がいの種類・程度は個々の状況により異なりますが、重度の障がいを重複して持っておられます。そのため、残存機能の維持、例えば食事摂取にむけた新たな日常生活動作獲得や、誤嚥性肺炎の予防等のための摂食嚥下機能訓練、筋力低下を防止するための歩行訓練などを行っています。患者さんの骨の変形・拘縮の進行により起こる、様々な合併症を予防するため、ポジショニングケアや呼吸理学療法等に力を入れています。これらのケアは、個々の患者さんの状況により方法が異なります。ケアの手技を統一することが難しいため、看護計画に写真やDVDを加える等の工夫をして、ケアの統一を図っています。また、言葉でのコミュニケーションが困難な患者さんが多く、不快や変化を言葉で表現することができない患者さんの訴えを、正しく捉え援助することができるよう、「見て・診て・看て、考え援助する」ことを大切にしています。
コミュニケーション
患者さんは自分で危険を回避することができないので、安全な療養環境の提供と、頻繁な病室訪室、優れた観察力による異常の早期発見が重要です。特に、抵抗力が低下しているので、一旦感染症が発症すると、ただちに対応をしないと病棟内に蔓延してしまいます。職員の標準予防策の徹底と、症状の出現を早期に発見し、適切な対応を行うよう努めています。
摂食訓練・食事介助
「1人ひとりに応じた個別の支援」の基本理念に基づき、看護師・療養介助員・児童指導員・保育士・リハビリテーション科・養護学校の先生が協力して、 療養活動の充実に取り組んでいます。患者さん方が安全に楽しく療育活動に参加できるよう、日々の体調管理や環境調整、実施中の患者さんの反応の観察に力を入れています。また、療育活動では、患者さん自身が治 療やリハビリ、教育や活動などそれぞれの課題に取り組めるよう、個別支援プログラムを作成し支援しています。日々の活動に加え、外出や遠足、季節毎の行事などの社会的な体験を通して、入院生活が楽しく充実したものとなるように努めています。療育活動を通じて、患者さんの笑顔やリラックスを引き出したいと考えています。
療育活動

病棟スタッフ

個々の患者さんのライフスタイルに応じた精神・身体面への援助ができるよう新人から30年以上のベテランスタッフが一丸となって看護に取り組んでいます。"明るく生き生きとした病棟作り"をモットーに、スタッフ同士のコミュニケーションに努めています。

病棟のPR

看護方式は、固定チームナーシング継続受け持ち方式を行っており、担当するチームのスタッフが、患者さん一人一人とのコミュニケーションに努め、患者さんの状態を正確に把握し、継続した看護を提供しています。多職種が協力して、1人1人の患者さんのQOLが向上するよう、多職種カンファレンスを積極的に実施しています。
重症心身障がい児(者)の患者さんへの看護の専門性を高めていけるよう、病棟学習会を開催し、看護の知識と技術の習得に努めています。また、重症心身障がい児(者)の患者さんを対象とした看護研究にも毎年取り組み、院内外への発信を行っています。

スタッフの声

①重症心身障がい児(者)病棟に勤務して1年10カ月がたちました。最初は、言語的コミュニケーションがとりにくい患者さんが多く、不安を感じていました。しかし、患者さんの笑顔に元気を頂きながら勤務に励む中で、少しずつ患者さんの訴えや反応が捉えられるようになるにつれ、患者さんへのケアに自信がもてるようになりました。
呼吸管理が必要な患者さんから歩行可能な患者さんまで様々な状態の患者さんが入院されていますが、どの患者さんも日々安全安楽に過ごせるような看護が提供できるよう今後も観察力や技術を身につけていきたいと思っています。看護師としてじっくりと関わることが出来るので、少しずつ少しずつ成長されている患者さんに自分のケアの評価を頂けているようで、とてもやりがいを感じています。
②当院はどちらかといえば、若いスタッフよりも中高年の方のほうが多い職場です。フレッシュさにはやや欠けるかもしれませんが、人生経験・看護の経験が多い分、優しさと看護に対するパワーは大きいと思います。また、慢性疾患患者さんを看護の対象とする事が多いため、お一人お一人にじっくり向き合えるとも思います。これから先、どこまで看護師という仕事に就けるか分かりませんが、これからも職場の皆さんや家族に感謝し、皆さんの力を借りながら頑張っていこうと思っています。

ページトップ

その他の病棟へ